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紫のカリフラワー


近年、と言ってももう7、8年前に遡るかしら。
「昔野菜」がフランスの街で流行し、戦時中を最後に忘れられていた菊イモ(Topinambour)やリュタバガ(Rutabaga、ゴツゴツ固く大粒で風味濃厚なカブの一種)などが注目を集めた辺りから、国内では大分珍しいお野菜が、珍しいことには変わりなくとも、巷で以前より手軽に入手できるようになり、そういうのに目がない私は、大喜びで片っ端から味見したものでした。

これは折りに触れ書いているのだけれど、トゥールはパリと違って何にしてものろい、というか、よく言えば皆のほほんとしているので、お店でも行列がちっとも縮まない反面、必要なら売り子さんがいくらでも相手してくれる利点がありまして、店の人、特に野菜を自分で作って売りに来るマルシェの人達には、随分と色々なことを教わったものでした。


で、緑色のカリフラワーは当時試したことがあったのだけれど、紫はその時すぐ買わなかったら、その後見つからなくて、「まぁそのうち見掛けるでしょう」と甘んじていたら、意外にもその後ちっともお目にかかる機会がなくて、今週久しぶりに通りすがりにBIOのお野菜専門店を覗いたら並んでいまして、でもミーティングへ向かう途中でのこと。
丸かじりリンゴを探しに寄ったので、夕方舞い戻って1つ買ってきたのが上の写真。

お味のほうは単にカリフラワー。
調理すると茎まで濃い紫になります。
茹でずに、冷凍グリーンピースとベビーキャロットと共に蒸し煮にし、サーモンフィレのムニエルに添えたのですが、ちょっと残ったお野菜の炒め無視を小鉢に入れてラップをかけて冷蔵庫へ入れておき、夕ご飯に食べ切ってしまおうと取り出したら、紫色がより濃くなっていました。

ブロッコリーのイミテーションのような緑色のカリフラワーは、気分的な作用なのか実際に近づいているのか、どことなくブロッコリに似た風味があったような気がしたものだけれど。
味のためにわざわざ探すほどのものではなくても、生の色がとても綺麗なので、白と共に小さな房に分けて、生のままサラダにしても良さそう。

ちなみに、BIOということはさておいたとしても、お値段は高かったです。
安い時には1玉1ユーロなんてこともあるありきたりのカリフラワー、通常3ユーロを超えることはあまりないのだけれど、この紫の玉は1つ 5.8ユーロ。
珍しさの誘惑の勝利です。



by mmetomato01 | 2010-10-10 19:07 | 食 La bouffe !
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